Nvidia CEO、AGI「達成」も自ら無意味と否定

AGI達成発言の中身

決算会見でAGI達成を発言
多くの作業で既に達成と説明
本人は「無意味」と一蹴

過去にも同様の発言

3月にもAGI達成と発言
Fridman氏との対談で表明
自律型AIエージェントの台頭指摘

業界内で定義バラバラ

OpenAI憲章は経済的貢献と定義
Anthropicマーケティング用語と批判
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Nvidiaジェンスン・フアンCEOは8月26日(現地時間)の決算説明会で、同社がAGI(汎用人工知能)を達成したと述べました。多くの作業において既にAGIの水準に到達していると説明した一方で、そうした達成の節目自体は「無意味」だと自ら一蹴しました。重要なのは生産的な仕事をこなし、収益性の高いトークンを生み出すことだと強調しています。

フアン氏がAGI達成に言及するのは今回が初めてではありません。今年3月にはPodcast番組「Lex Fridman」に出演した際も「AGIを達成したと思う」と発言していました。もっとも当時は、10万体のAIエージェントNvidiaのような企業を一から築ける確率はゼロ%だとも述べ、発言を事実上修正しています。

背景には、AI業界全体でAGIの定義が定まっていない現状があります。OpenAIは憲章で「ほとんどの経済的価値のある仕事で人間を上回る自律的なシステム」と定義する一方、Microsoftとの提携では「利益1000億ドルを生み出すシステム」という金銭的な基準も報じられています。OpenAIの最高研究責任者マーク・チェン氏は「達成まで80%」と述べ、サム・アルトマンCEOも年内に「AGIと呼べるもの」を実現すると語りました。

一方、AnthropicのCEOダリオ・アモデイ氏はAGIを「不正確」で「マーケティング用語」だと批判し、代わりに「強力なAI」という表現を好んで使っています。Metaは「個人向け超知能」、Microsoftは「人間中心の超知能」、Amazonは「実用的な汎用知能」と、各社が独自の言い回しを打ち出しているのが実情です。

新しい呼び方が増えても、AGIという言葉の中身が明確になったわけではありません。定義があいまいなまま「達成」を語ることは、進歩を誇張するための便利な道具になっているとの見方もあります。フアン氏を含む業界各社は、今後も同様のAGI発言を続けるとみられます。