IBM、OpenAIと提携し企業向けAI導入を加速
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米IBMは13日、OpenAIとの新たな提携を発表しました。IBMコンサルティング内に専門組織を新設し、今後数カ月かけて数万人のコンサルタントをOpenAIの技術で認定・育成する計画です。金融サービスや政府、通信、小売などの分野で、業界特化型のAIソリューションを共同で展開します。提携条件は非公開とされています。
研修では、OpenAIのコーディング支援ツール「Codex」やAPI、サイバーセキュリティ関連の認定資格取得に重点を置きます。IBMはさらに、OpenAIのパートナーネットワークを通じて専門訓練を受けた「Forward Deployed Experts」と呼ばれるチームも新設する方針です。
IBMは、最新モデルのGPT-5.6やCodex、ChatGPT Workを、コンサルタント向けAI基盤「IBM Consulting Advantage」に統合します。これにより、企業の中核業務全体へのAI導入を支援する体制を強化します。
今回の提携は、OpenAIが大手コンサルティング会社やシステムインテグレーターとの連携を通じて法人事業を拡大する動きの一環です。同社はすでにInfosysやTata Consultancy Servicesとも提携しており、モデル開発競争が企業顧客の獲得へと軸足を移しつつあることを映しています。
IBMにとっては、独自のGraniteモデル群と外部AIを組み合わせる「モデル非依存」戦略の一環でもあります。同社は2026年の売上高見通しを引き下げた直後だけに、AI事業のてこ入れを急いでいます。クリシュナCEOは、AI活用がメインフレーム事業を代替するのではなく補完すると強調しています。
IBMとOpenAIは6月にもサイバーセキュリティ分野で提携し、「OpenAI Daybreak Cyber Partner Program」を始動していました。今回の合意はこれを拡張するもので、OpenAIのAIモデルをIBMの多層エージェント型セキュリティサービス「IBM Autonomous Security」にも組み込みます。