Saber、元脚本家のAI置き換え主張を否定

元脚本家の告発

開発中盤でのChatGPT置き換え主張
乗客音声AI生成と指摘
2023年12月の通告と証言

Saber側の反論

「AIで脚本置き換えなし」
物語は実在の人間が執筆
無限乗客の実験モードのみAI

残る論点

Steam上にAI開示なし
3000人超の雇用維持を主張
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ゲーム開発大手Saberのマシュー・カーチCEOは8月12日までに、開発中の運転シミュレーション「Rideshare Stimulator」で脚本家をAIに置き換えたとする元リード脚本家の告発を否定しました。The Vergeに寄せた声明で、同氏は「SaberもUnigineも脚本家をAIに置き換えていない」と述べ、物語は実在の人間が書いたと強調しています。

発端は、元リード脚本家のステラ・サッコ氏がBlueskyに投稿した告発でした。同氏は「開発の途中でChatGPTに置き換えられた」とし、乗客の音声もすべてAIだったと指摘しています。Steamの商品ページに生成AI利用の開示がない点も問題視しました。

カーチCEOは一方で、乗客が無限に登場する実験的なフリーライドモードでは必要上AIを使うと認めています。さらに「2001年の創業以来、ゲーム体験やNPCの挙動を高めるためにAIツールを使ってきた」とし、3000人を超える従業員がAIに置き換えられる心配はないと述べました。

これに対しサッコ氏はThe Vergeへの返信で、「脚本家が書いた」と「コンピューターが書いた」を同時には言えないと反論しました。自分が書いたライドとAIが書くライドが同居するなら、AIは使われ、自分は置き換えられたことになると主張。2023年12月にSaberから同じ方針を告げられたとも述べています。

争点は、AIを部分的に使う開発で「置き換え」をどう定義し、どこまで開示するかという点に移りつつあります。Rideshare StimulatorのSteamページには現時点で生成AI利用の開示がなく、公開されたティザー映像にはAI生成とみられる文章と音声が含まれています。制作体制の説明とゲーム内の実態が一致するのか、発売に向けて説明責任が問われそうです。