Anthropic、Claude Coworkをモバイル拡張 クラウドで自律実行
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米Anthropicは7月7日、AIエージェント「Claude Cowork」をモバイルとWebブラウザで初めて利用できるようにしたと発表しました。これまでmacOSとWindows向けのデスクトップアプリ限定だった同ツールが、iOSとAndroid、Webへと対応範囲を広げます。加えてタスクをクラウド上で自律実行できるようになり、ノートPCを閉じても作業が続く仕組みへと進化しました。
最大の変更点は、端末がオフラインでもClaudeが作業を続けられる点です。ユーザーは実行時刻を予約でき、たとえば月曜朝6時に設定すればメールや議事録、最新ニュースを整理したブリーフ資料を自動で用意します。判断が必要な場面ではスマホに質問が届き、承認するまで何も送信されません。
提供はまず月額100ドルのMaxプラン加入者向けのベータとして始まり、月額20ドルのProプランへ順次拡大する予定です。デスクトップ版はローカルファイルへのアクセスやブラウザ操作を備えた最も高機能な環境として残ります。一方でWeb版は、IT部門がソフト導入を管理する企業でも使える利点があります。
同時にAnthropicは、5月中旬に約120万セッションを分析した利用実態を公開しました。最も多かったのは報告書作成やチェックリスト整備といった業務プロセス・運営で全体の33.4%を占め、資料作成などのコンテンツ制作が16.4%で続きます。一方、ソフト開発はわずか8.7%にとどまり、同社はこれらを「仕事の周りの仕事」と表現しました。
この動きは、開発者向けの「Claude Code」とは別に、コードを書かない幅広いビジネス層を取り込む戦略を映します。OpenAIやGoogleも常時稼働型エージェントを相次いで投入しており、スマホ中心の自律エージェント競争が本格化しています。Anthropicはチャットとエージェントの画面を統合し、8月5日まで利用上限の倍増措置も延長します。