Ballistic Ventures、AI脅威を背景に4.9億ドル調達へ

新ファンドを計画

2本で計4.9億ドル
主力ファンドは3号目
別枠で1.3億ドルを募集
届け出時点で販売実績なし

AIで変わる脅威

攻撃の高度化に懸念
AI企業が投資案件の72%
米サイバー投資は115億ドル
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サイバーセキュリティ特化の米ベンチャー投資会社Ballistic Venturesは、二つの新ファンドで計4億9000万ドルの調達を目指しています。共同創業者のテッド・シュライン氏が率いる同社は今週、米証券取引委員会に届け出ました。AIを使う攻撃への懸念と、AIエージェントが生む防御需要が背景にあります。

内訳は、前回と同規模の主力3号ファンドが3億6000万ドル、別枠のBallistic Ventures Fund Bが1億3000万ドルです。届け出時点では、いずれのファンドも販売実績はありませんでした。同社は調達計画についてコメントを控えています。

2021年設立のBallisticは、AT&T; Cybersecurityの元社長バルマク・メフタ氏らが創業に参加しました。これまでに主力ファンドを2022年に3億ドル、2024年に3億6000万ドル調達し、別枠ファンドも約1億3000万ドル集めています。投資先には、Palo Alto NetworksやCrowdStrikeに買収された企業もあります。

JPMorgan ChaseがPitchBookのデータを引用した報告によると、米国のサイバーセキュリティ新興企業は2025年に115億ドルを調達し、2022年以来の高水準でした。また、今年5月までの同分野の投資案件の約72%をAI活用企業が占め、2019年の36%から上昇しました。MicrosoftはAIを使ったフィッシングやマルウェア開発の拡大を警告しており、攻撃側と防御側双方でAIが投資需要を左右しています。