AI投資拡大でAnthropicのIPO資金調達に懸念

投資家の警戒

大手4社の設備投資7400億ドル超
AI基盤投資に市場の不安
Nasdaqが2.9%下落

Anthropicの資金調達

Blackstoneは高水準の投機格付けを予想
大型計算資源契約が財務負担に
IPO後の調達コスト上昇懸念
詳細を読む

Alphabet、Amazon、Meta、Microsoftの大手4社は、2026年の設備投資を合計7400億ドル超と見込んでいます。市場はこれをデータセンターや半導体などAI基盤への支出と受け止める一方、投資が十分な収益を生むかを問い始めました。

投資家の懸念は、フリーキャッシュフローの赤字や債務増加にも及びます。Alphabetは第3四半期に91億ドルのマイナス、Amazonは直近12カ月で424億ドルのマイナスを計上し、Metaも第3四半期に21億ドルの赤字でした。

こうした警戒は株価にも波及し、Nasdaqは金曜日に2.9%下落しました。Alphabet、Amazon、Metaも株価を大きく下げる一方、各社のクラウド事業では成長が続いており、AI計算需要そのものは強い状況です。

この市場環境は、上場を申請したAnthropicの資金調達にも影響する可能性があります。Financial Timesの報道によると、Blackstoneは同社がIPO後に投資適格未満の高い「ジャンク」格付けとなると予想し、以前の見通しを修正しました。

Blackstoneは、Anthropic向け半導体資金を支える630億ドルの取引でアンカー投資家を務めています。予想が実現すれば、巨額の計算資源支出を続ける同社にとって資金調達は難しく、コストも高くなる恐れがあります。ただし格付けはBlackstoneの予測で、両社はTechCrunchの取材にコメントしていません。