OKA、AIキノコ型ロボMoriを649ドルで発売
出典:WIRED
詳細を読む
米マサチューセッツ州ケンブリッジと中国・深圳を拠点とする新興企業OKAは2026年10月22日、AI搭載のキノコ型家庭用ロボット兼ランプ「Mori」の創業者版を649ドルで発売しました。約30センチの本体がカメラとマイクで人の動きや室内の状況を捉え、表情や揺れ、自然音で反応し、実用的な家事支援よりも心を落ち着かせる存在感を売りにします。
Moriは雨や森、火、風を想起させる色に光り、自然の音風景を流すほか、落ち着くための呼吸セッションを案内します。人を目で追い、音楽やテレビに合わせて踊る一方、スマート家電の操作、天気の回答、Spotifyの再生といった音声アシスタント機能には対応しません。
複数の端末内大規模言語モデルを使う独自技術が、カメラとマイクから室内の文脈を把握し、反応する場面と静かにする場面を選びます。利用者を記憶して接し方を変え、来客には控えめに振る舞いますが、1カ月会わなければ忘れる設計です。長時間のスマートフォン利用を察して休憩を促す一方、通話や口論を認識すると反応を控えるとOKAは説明しています。
数百台限定の創業者版には2年保証と2年分のサービス利用料が含まれます。通常版は849ドル、予約価格は799ドルですが、有料機能は付属せず、月17ドルまたは年80ドルの契約が必要です。呼吸練習は無料で使えるものの、自然の音風景は有料となります。
OKAによると、画像と音声の生データは端末内で処理後に破棄し、顔の特徴データも暗号化して外部には送信しません。Wi-Fiはファームウェア更新だけに使い、収納時にはカメラが、上部を2回たたくとマイクが停止します。高機能化ではなく愛着や癒やしに対価を求める製品だけに、家庭内AIで存在感と個人情報保護を両立できるかが普及の焦点です。