AIコード検証のBlacksmith、評価額が1年弱で約10倍
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AI開発ツールのBlacksmithは8月12日、Peak XV Partnersが主導するシリーズBで4500万ドルを調達したと明らかにしました。企業価値は5億5000万ドルと評価され、1年弱前のシリーズA時点の6000万ドルから約10倍に跳ね上がっています。AIがコード生成を加速させた結果、その検証が新たなボトルネックになったという需要の変化が背景にあります。
同社は2024年創業で、本番環境に出す前のソフトウェアのビルドとテスト、検証を支援します。顧客数は1年弱で700社超から5000社超へ増え、MercuryやSupabase、Clerk、Ashby、Expensifyが名を連ねます。既存投資家のGVとY Combinatorも今回の調達に参加し、累計調達額は5850万ドルになりました。
共同創業者兼最高経営責任者のAditya Jayaprakash氏によると、従業員10人の時点で年換算収益1000万ドルに到達し、現在は約30人で「数千万ドル」規模まで拡大しました。最大級の顧客は年間100万ドル超を同社のプラットフォームに支払っているといいます。具体的な最新の年換算収益は開示していません。
なぜ検証への投資が集まるのでしょうか。CursorやOpenAIのCodex、AnthropicのClaude Codeによってコード生成は容易になりましたが、生成されたコードの品質は保証されません。Jayaprakash氏は「コードの検証は依然としてボトルネックであり、書く量が増えた分だけボトルネックはさらに大きくなっている」と語ります。
同社はCI(継続的インテグレーション)のクラウド基盤から出発し、失敗したチェックを自動修正するAIコーディングエージェント「Codesmith」へ領域を広げてきました。ただし市場は混み合っており、GitHub ActionsやCursor Automations、Codexなどに組み込まれた検証機能、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudのサービスが競合となります。同社はテスト速度と価格で戦う方針で、今後は記述から検証、マージまでを支える開発ツール群への拡張を狙います。