Friend、声で応答するAIペンダントを249ドルで再投入

音声で応答する新型

スピーカー内蔵で音声応答
OpenAIの最新モデルを搭載
声と名前は変更不可の固定仕様

価格は約2倍に

129ドルから249ドル
月10ドルの記憶延長サブスク
初回5000台から5万台へ目標

逆風と規制対応

GDPR対応費でEU撤退検討
Humaneなど先行機の失敗
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AIコンパニオン端末のFriendは7月30日、首から下げるAIペンダントの第2世代を発表しました。最大の変更は本体背面にスピーカーを内蔵したことで、初代のテキスト返信に加えて音声で話し返すようになります。価格は初代の129ドルから249ドルへほぼ2倍に上がり、同社のアビ・シフマン最高経営責任者はXで「Friend 2.0」と呼んでいます。

頭脳にあたるAIはOpenAIの最新モデルに更新されました。特徴的なのは、1台ごとにランダムな声と人格があらかじめ割り当てられ、ユーザーは声も名前も変更できない点です。スピーカーを収めた背面はこれまでより厚くなり、ペンダントの形状も変わりました。

収益面では本体販売に加え、月10ドルの任意サブスクリプションを用意しました。30日を超えて会話の記憶を保持したいユーザー向けの機能です。シフマン氏は初代5000台を売り切ったとしたうえで、2代目では5万台の販売を目指すと述べています。

一方で欧州連合では、GDPRが定めるデータ保護規則への対応費用が重く、販売を取りやめる可能性が高いとしています。2025年にニューヨークやロサンゼルス、シカゴで、2026年初にはパリで展開した地下鉄広告は落書きや抗議デモを招き、製品そのものより広告が注目を集めました。

シフマン氏は自社製品を「アシスタントでも恋人でもなく、相談相手や友人、神のような存在」と説明します。仕事の生産性を売りにする一般的なAI製品とは狙う市場が異なりますが、iPhone代替を掲げたHumaneのAIピンが1年足らずで事業を畳んだように、AIウェアラブルが広く普及した例はまだありません。音声という接点を得た2代目が、その壁を越えられるかが問われます。