Jibo後継の常時観察AI端末iKairos、生活をAI画像化

iKairosの概要

元Jibo取締役のGu氏が主導
ペンダントや卓上設置に対応
価格は199~249ドル想定

AI日記機能

日常を自動でAI画像に変換
毎日終わりに振り返り生成
生成画像AIスロップ同然

プライバシーと競合

動画は録画せず静止画も削除
AppleGoogle等と競合
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AIスタートアップLingverse(旧Ling AI)は、着用型AI端末「iKairos」を発表しました。同社は2900万ドル(約43億円)を調達し、2014年に登場した社会性ロボット「Jibo」の後継を掲げます。ペンダントや衣服への装着に加え、卓上マウントに置けばJiboのように周囲を捉え、日常の瞬間をAI生成画像に変換する点が最大の特徴です。

iKairosは質問応答やタスクの代行など、既存の音声アシスタントと同等の機能をうたいます。価格は199~249ドルを想定し、追加のAI機能を提供するサブスクリプションも見込まれています。ウェアラブルと据置の両方で使え、装着者の視点と定点の双方からデータを集めることで、周囲の状況をより包括的に把握する狙いです。

発表後、公式サイトはiKairosを「AIジャーナル(日記)」と位置づけました。端末が家庭内の瞬間を捉え、一日の終わりに振り返りを生成し、記憶としてAI画像に変える仕組みです。ただWIREDは、サイト上の画像が不気味でAIスロップ(粗悪なAI生成物)に近いと指摘しています。

CEOのJiawei Gu氏はJiboの創業メンバーではないものの、経営破綻前に取締役を務めていました。LingverseはJiboの基幹特許を複数保有すると主張する一方、Jiboの知的財産権は保有しておらず、どの特許かも明かしていません。それでも同社はサイトでJiboを自社「製品」として掲載し、その遺産を前面に押し出しています。

プライバシー面では、iKairosは動画を記録せず環境の静止画を撮って後で削除し、音声も人の声を検知した時のみ記録するとしています。カメラには物理シャッターを備え、データは端末内処理か暗号化通信で扱い、AIモデルの学習には使わない方針です。市場ではAppleAmazonGoogleの新型スマートスピーカーや、OpenAIとJony Iveの家庭向け端末など競合が多く、年内の予約販売開始後にどこまで存在感を示せるかは不透明です。