Ollama、6500万ドル調達 月間890万開発者に

資金調達

シリーズBで6500万ドル
累計調達額8800万ドル
Theory Venturesが主導

急成長

月間890万開発者が利用
Fortune500の85%が採用
従業員わずか14人

事業構造

GPU使用時間ベースの課金
オープンモデル実行支援
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オープンソースのAI開発ツールOllama」は7月9日、Theory Venturesが主導するシリーズBで6500万ドルを調達したと明らかにしました。同社の累計調達額は8800万ドルに達します。2023年に登場したOllamaは、開発者が自分のPC上でオープンウェイトのAIモデルを数分で動かせるようにするツールで、いまや月間890万人超の開発者に使われ、Fortune500企業の85%に浸透しています。

Ollamaの強みは、研究者向けで扱いづらかったオープンモデルを、プログラマーが簡単に使える形へ橋渡しした点にあります。創業者のJeff Morgan氏とMichael Chiang氏は、かつてDocker Desktopの開発に携わった経歴を持ちます。両氏はコンテナ技術でクラウド移行を容易にしたDockerの発想を、AIの世界に応用したといえます。

事業面の転機は2026年1月ごろに訪れました。コーディングなどのエージェント的タスクを担える大型オープンモデルが登場し、アシスタント型ツールが急拡大したのです。これにより、オープンモデルでも実務をこなせるという見方が広がり、Ollamaクラウド事業にも追い風が吹いています。

収益源は、モデルを見つけて動かすクラウドサービスにあります。無料から月100ドルまでの複数の料金プランを用意し、課金はトークン数ではなくGPU使用時間に基づく仕組みです。自分のPCでは動かせない巨大なモデルの計算資源を肩代わりする狙いがあります。

一方で、クラウド事業への傾斜には批判もあります。無料のオープンソース版から注目が逸れるとして、開発者コミュニティの一部から不満の声が上がった経緯があります。ただMorgan氏とボードメンバーのPeter Fenton氏は、デスクトップ版の中核は無料のまま変わらないと強調しています。