Neurable、非侵襲型BCIをウェアラブル企業にライセンス展開

技術とビジネスモデル

非侵襲型EEGセンサー採用
脳活動をAIで解析する仕組み
OEM向けライセンス提供開始
ヘッドホンや帽子等に統合可能

資金調達提携実績

シリーズAで3500万ドル調達
HyperXとゲーミング用ヘッドセット開発
iMotionsと行動研究で連携

プライバシーへの対応

HIPAA準拠のデータ保護体制
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脳コンピュータインタフェース(BCI)を手がけるスタートアップNeurableが、自社の非侵襲型BCI技術を消費者向けウェアラブル製品のメーカーにライセンス提供する方針を発表しました。同社はEEGセンサーと信号処理技術を組み合わせ、脳活動をAIで解析してユーザーの認知パフォーマンスに関する情報を提供する技術を開発しています。

Neurableの技術は、Neuralinkのように脳に直接チップを埋め込む侵襲型とは異なり、手術を必要としない点が特徴です。同社は2025年12月にシリーズAで3500万ドルを調達しており、その資金を商業化の拡大に充てる計画です。今回のライセンスプラットフォームにより、OEMメーカーはヘッドホン、帽子、メガネ、ヘッドバンドなどの既存製品にBCI技術を組み込めるようになります。

すでに複数の企業との提携実績があります。HP傘下のゲーミングブランドHyperXとは、集中力とパフォーマンスの最適化を支援するヘッドセットを共同開発し、CES 2026で高い評価を受けました。人間行動研究プラットフォームのiMotionsとも連携しています。CEOのRamses Alcaide氏は、今後さまざまな業界に展開する方針を示しつつ、具体的な新パートナーの公表は控えました。

脳データという極めて機微な情報を扱う点については、同社はHIPAA基準に準拠したデータの暗号化と匿名化を実施していると説明しています。AIの学習にユーザーの神経データを使用する場合は、特定の実験目的に限定してユーザーの同意を得た上で行うとのことです。Alcaide氏は、神経技術の分野がスケーラブルなビジネスモデルが成立する「転換点」に達していると述べ、今後の市場拡大に自信を示しました。