アプリ新規公開が前年比6割増、AI開発ツールが背景に
審査体制への課題
報酬アプリの詐欺的手法を見逃し
偽アプリで950万ドルの被害発生
出典:TechCrunch
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市場調査会社Appfiguresの分析によると、2026年第1四半期の世界のアプリ新規公開数は、Apple App StoreとGoogle Playの合計で前年同期比60%増となりました。iOS App Store単体では80%増に達し、4月に入ってからは両ストア合計で前年比104%増と加速しています。AIがアプリを不要にするという予測に反し、App Storeは活況を呈しています。
この急増の背景には、AIコーディングツールの普及があると見られています。Claude CodeやReplitといったツールにより、プログラミングの専門知識がなくてもモバイルアプリを開発できる環境が整いつつあります。Appleのマーケティング担当上級副社長グレッグ・ジョズウィアック氏も、AI時代にApp Storeが衰退するという見方は「大いに誇張されていた」と述べています。
カテゴリ別では、モバイルゲームが依然として最多ですが、生産性アプリが新たにトップ5入りしました。ユーティリティアプリが2位に、ライフスタイルアプリが3位に浮上し、実用的なアプリの増加が目立ちます。健康・フィットネス系アプリもトップ5を構成しており、AIツールの使いやすさが臨界点に達した可能性が指摘されています。
一方で、新規アプリの急増はAppleの審査体制に課題を突きつけています。報酬アプリFreecashがルール違反のまま数カ月間トップチャートに掲載され続けた問題や、偽の暗号資産アプリが950万ドルの被害を生んだ事例が発生しました。Appleは2024年に1万7000以上のアプリを削除・拒否していますが、「バイブコーディング」がアプリ公開数をさらに押し上げれば、不正アプリ対策の強化が急務となります。