OpenAI、数学100問超の解決主張で独立団体に助言要請

OpenAI数学学生

助言団の枠組み

9人の有力数学者
OpenAIから独立
他社にも開かれた助言

未公開成果

100超の問題解決主張
審査と公表方法の助言
社内研究速度は対象外

研究者の懸念

貢献者表記への批判
検証負担と研究不安
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OpenAIが未公開モデルで数学の長年の未解決問題を100件超解いたと主張するなか、9人の有力数学者からなる独立団体AGMAIが9月21日に発足しました。同団体はOpenAIなど先端AI企業に、新たな成果の審査と伝え方を助言します。過去の発表で功績の扱いや論文修正を巡り数学界との関係が悪化したため、大量の成果を公表する前に信頼を築き直す狙いですが、団体の独立性を巡る混乱も起きています。

AGMAIはOpenAIが一部の数学者に助言組織の設立を持ちかけたことを契機に、参加者自身が独立団体として組織しました。委員のMartin Hairer氏によると、OpenAIから資金、技術などの支援は受けず、事前に研究へ接するための通常の守秘義務を除けば、発言や活動を縛る契約もありません。

同団体は成果の審査と公表方法について助言し、OpenAIを公に批判したり、自ら助言を公開したりできます。他の先端AI企業にも協力可能ですが、OpenAIの社内における数学研究の速度を決める役割は負いません。

数学者の不信には、OpenAIによるナビエ・ストークス方程式の成果発表後、功績の帰属や先行発表を巡って対立が起きた経緯があります。取材を受けた研究者は、論文の説明や先行研究への言及が乏しく、公開後の修正内容と履歴も明確でないと批判しています。

研究者が最も懸念するのは、多数のAI生成成果の重要性を判定し、既存研究との関係を検証する負担が数学界へ集中することです。未公開成果の内容が示されないため、自分や学生の研究が突然不要になるのではないか、論文を急ぐべきか待つべきか判断できないという不安も広がっています。