GoogleのMedGemma、世界の医療現場で活用拡大

遠隔医療を支援

ウガンダで端末内推論
ザンビアで女性3500人検診
インドで5万人超の眼科検診

病院と国家規模へ

AIIMS Delhiで皮膚科支援
専門医待ち時間40%減の目標
インドネシアで結核検出開発

地域適応できる基盤

1000万回超のダウンロード
患者データの現地管理
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Googleは2026年9月23日、医療向けオープンウェイトAI「MedGemma」が、ウガンダやザンビア、インド、インドネシアの医療現場で、診療判断支援や検診、トリアージ、結核検出モデルの開発に使われている事例を公表しました。専門医が不足する地域や患者数の多い病院で、端末上のオフライン動作と患者データを組織内に保てる柔軟性を生かし、地域に合わせた医療支援を広げる狙いです。

ウガンダではCrane AIが、通信なしで臨床推論を行う診療判断支援アプリ「EaseHealth」を開発しています。ザンビアではDawa Healthのオフライン対応アプリが、MedSigLIPとMedGemmaを使い、すでに3500人超の女性の子宮頸がん検診に利用されました。

インドではVisilantのスマートフォン画像システムが、白内障などで5万人超を検診済みです。同社はMedGemmaを検診工程に組み込み、治療可能な眼疾患の発見精度向上を目指しています。

インドのAIIMS Delhiは、肌の色や地域の医療需要を考慮した皮膚科支援ツール「IndusDerma」と、外来トリアージアプリ「Aarogyam」を試験中です。後者は専門医の診察前の待ち時間を40%減らす目標で、臨床検証後には1日最大1万5000人が外来受診する病院網への展開を目指します。

インドネシア保健省は、現地の胸部X線画像で学習する結核検出モデルをMedGemmaとMedSigLIPで開発しています。年5000万人を検診する目標を支える構想で、組織が患者データを手元に保てるオンプレミス対応が国家規模の利用を後押しします。

MedGemmaは医療文書や質問応答、X線やCTなどの画像を扱え、公開以来のダウンロード数は1000万回を超えました。オープンウェイトのため地域言語や課題に合わせやすく、各組織がデータと基盤の所有権を維持できる点が、現場別の開発を支えています。