AWS、ラット脳由来の動画AIを限定公開
出典:WIRED
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Amazon Web Services(AWS)は2026年9月22日から、一部顧客を対象に、The Biological Computing Company(TBC)が開発した動画生成向けAIモデルの限定プレビューを始めました。ラット脳細胞の神経活動から抽出した計算パターンを既存の生成AIに応用し、動画生成の高速化と推論コスト削減を狙います。両社は近くAWSの全企業顧客への提供を見込んでいます。
TBCは多電極シリコンアレイ上のラット脳細胞に画像を電気刺激のパターンとして送り、ニューロンの反応を記録・分析します。そこで見つけた計算パターンを模倣するソフトウェアを構築し、既存の動画生成モデルの効率改善に使います。
TBCによると、このモデルは基盤となるオープンソースAIと比べて動画生成が最大5倍速く、推論コストも大きく下がります。ただし比較対象の名称や詳しい検証条件は公表しておらず、AWSで利用者が増えた際にも性能を維持できるかは未確認です。
同社は神経科学者と脳神経外科医が4年前に米メリーランド州ボルティモアで創業し、累計調達額は5000万ドル超です。約35人の従業員を抱え、サンフランシスコの研究開発拠点ではラット脳細胞やヒト幹細胞を扱っています。
普及の焦点は、規模を拡大しても改善効果が続くかどうかです。特に10分や1時間の長尺動画では、過去の場面を追跡して映像の一貫性を保てるかが問われます。企業が導入を判断するには、実運用での速度・コスト・品質を併せて検証する必要があります。