Google支援、FireSatが5メートル四方の火災検知へ

Google機械学習画像

早期検知の目標

5メートル四方の検知目標
20分ごとの地球観測
衛星約50基の体制

AI識別の仕組み

山火事専用カメラ
計画燃焼による初期学習
時系列画像で誤報低減

配備とデータ活用

初回の運用衛星配備
2年以内に毎時全球観測
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Google Researchは2026年9月15日、Muon Spaceと連携して支援するEarth Fire Allianceの衛星群「FireSat」による山火事検知の仕組みと配備計画を公表しました。AIと専用カメラを組み合わせ、完成時には地球上のどこでも5メートル四方の火災を捉える計画です。約50基で20分ごとに全球を観測し、消防当局の初動時間を確保します。

山火事の衛星検知では、雲の反射や煙突、家庭用グリルなどを火災と誤認する問題があります。既存の衛星画像は約11時間前のデータだったり、解像度が低かったりするため、急速に広がる小さな火災への対応には不十分です。FireSatは多数の小型・低コスト衛星を使い、精度差を機械学習とAIで補います。

消防機関によると、鎮火の可能性を確保するには火災が50〜100平方メートルの段階で捉える必要があります。開発チームは検知目標をさらに小さい25平方メートルに設定し、山火事向けに最適化したカメラを開発しました。計画燃焼の上空で撮った画像を初期学習に使い、カリフォルニア州で火災に似た対象の変化も追跡しています。

農業用の計画燃焼など、消防へ通知すべきでない火もあります。衛星群の完成後は地球を20分ごとに撮影し、火が時間とともにどう変化するかをほぼリアルタイムで追います。蓄積した記録から大規模な山火事に発展する条件を学び、検知アルゴリズムを調整する方針です。

初回の運用衛星群はすでに配備され、次の一群は2027年に加わる予定です。今後2年以内に地表全体を1時間ごとに撮影し、2030年ごろには約50基による20分間隔の観測を目指します。完全運用までには数年かかる見通しです。

初期の衛星は、開発側の予想を上回る数の火災をすでに捉えています。研究者とデータを分析し、危険度が高まる前に当局へ知見を共有すれば、延焼予測や防火帯の配置判断に活用できます。FireSatが生む時系列データは、消防隊の対応時間を増やし、地域ごとの火災変化を理解する基盤になります。