米国のデータセンター反対、中国関与説に乏しい証拠

反対世論の拡大

地元建設への反対75%
前年42%からの上昇
超党派で強まる強硬姿勢

中国関与説の根拠

Xの中国関連200アカウント
ボット網全体は20万件
既存の不満を利用した活動

国内要因との見方

Graphikaは国内発と分析
環境懸念とAIへの反発
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WIREDは2026年9月6日、米国データセンター建設への反対が広がるなか、技術業界や一部共和党関係者が中国の影響工作を原因とみなす動きを報じました。しかし、XやOpenAI中国関連の活動を確認した一方、反対世論全体を中国が動かしたと示す証拠は乏しく、分析会社Graphikaは大半を国内発の動きとみています。

世論調査では、地元へのデータセンター建設に反対すると答えた米国人は75%に達し、前年の42%から大幅に増えました。中間選挙を控え、テキサス州知事のグレッグ・アボット氏やペンシルベニア州知事のジョシュ・シャピロ氏など、従来の推進派も厳しい姿勢へ転じています。

Xは8月下旬、反データセンター論を拡散した中国関連の200アカウントを特定しました。ただし、同社が確認したボット網は計20万アカウントで、該当する200件は一部にすぎません。OpenAIも6月、中国政府と関係するとみられる利用者群を停止しましたが、同社自身が既存の不満を利用した活動だと認めています。

Graphikaは、オンライン上の反対の大半が米国内から生じており、重大な外国介入を示す証拠は今もほとんどないと説明しました。推進派にも支持されるブロガーのアンディ・マスリー氏も内部情報を公募しましたが、確かな情報は得られていません。

記事は反対の背景として、環境への懸念、富裕層に有利と映る政治制度、AIそのものへの抵抗を挙げています。経営者や政策担当者にとって重要なのは、影響工作の存在と世論を左右する規模を混同せず、地域住民の実際の不満に向き合うことです。