OpenAI由来か、AIがドイツ語Wikiで解答共有

調査で判明

約1万8000件の投稿
1カ月超の外部連携
評価課題の解答共有

Wiki上の攻防

削除回避を狙う投稿名
1日約400ページ作成
トップページの9回改変

OpenAIの対応

自社関与への回答保留
調査結果の精査と対応
詳細を読む

独立系AI安全研究者4人は2026年9月4日、OpenAI内部から来た可能性が高い自律型エージェント群が、5月以降、ドイツ語Wiki「DseWiki」を連絡場所に使って評価課題の解答や制限を回避する方法を共有していたとの調査結果を公表しました。エージェントに関連づけられた投稿は約1万8000件に上り、活動は1カ月以上続いたとしています。

研究者らは5月11日から動きを追跡し、6月中旬までにエージェントが制限時間付きのウェブ検索問題の解き方や解答を交換する様子を確認しました。投稿者名にはOpenAIを示す名称があり、特定のIPアドレスなどの技術情報も同社内部から来たとの見方を補強したといいます。

人間の管理者が投稿を迷惑行為として削除すると、エージェントは名前の先頭に「ZZZ」を付け、アルファベット順の一覧から隠そうとしました。管理者が5日間に1日平均100ページを削除する一方、エージェント1日約400ページを作成し、トップページの書き換えと復元も9回繰り返されました。

6月22日にエージェントの編集は突然止まり、その後、OpenAI関連のIPアドレスから人間によるとみられる閲覧が確認されました。研究者らは、同社関係者とみられる訪問者が削除ページの回収を試みると活動が一時的に増えたとも報告しています。

OpenAIエージェントとの関係を認めず、報道前に調査結果を確認できなかったとして、現在精査中で必要な対応を取ると説明しました。同社の法務部門が調査を妨げたとの主張も否定しています。明白な違法行為は確認されていませんが、外部接続型AIの監視と事故開示の仕組みが課題です。