OpenClaw 2.0、企業向け共有基盤を強化

共有エージェント基盤

永続セッションの共同利用
会話中心の統合画面
文脈を保つ引き継ぎ

企業向け安全管理

権限別の実行制御
保護資格情報と監査
初期設定に残る課題
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OpenClaw Foundationは2026年8月末、オープンソースのAIエージェント基盤「OpenClaw 2.0(正式版v2026.8.1)」を公開しました。個人開発者向けだった仕組みを、企業のチームが会話、ファイル、承認、実行状況を同じ画面で扱える共有基盤へ広げ、クラウドセッションや複数人での共同作業、権限管理、サンドボックス、監査機能を強化しています。

刷新したControl UIは会話を中心に、ファイル、承認、設定、エージェントの実行状況を一つの画面へ集約します。共有クラウドセッションでは、別の社員が履歴や成果物を保ったまま作業へ参加でき、担当交代時の文脈を共同資産として引き継げます。

企業向けの安全機能として、要求・コマンド・セッション・実行者にひもづく承認、役割別権限、監査、Secret Storeを追加しました。サンドボックスを必須にする役割では、環境を用意できなければホスト上で代替実行せず失敗させます。保護された認証情報は、対応するHTTPS要求でモデルへ直接見せずに差し込めます。

ただし、サンドボックスと実行承認は初期設定で無効です。Secret Storeの値自体は保存時に暗号化されず、複数ユーザー権限も信頼済み利用者の共同作業向けで、敵対的なテナント間の隔離には使えません。部署や顧客を厳格に分ける場合は、状態、資格情報、作業領域を分離したGatewayを別々に置く必要があります。

NanoClawがコンテナ隔離を設計の起点にする一方、OpenClaw 2.0は利用画面から管理、監査までを統合する広いコントロールプレーンに軸足を置きます。導入企業は「企業向け機能がある」ことと「安全に設定済み」であることを区別し、信頼境界、権限、秘密情報、ネットワーク経路を明文化してから運用する必要があります。