NVIDIA、Hugging Faceを129億ドルで買収へ

買収の概要

129億3030万ドル買収合意
2027年の完了目標
過去最大の企業買収

基盤の規模

1800万人超の利用者
300万超のモデル共有
20万社超の導入基盤

開放性の約束

他社モデルの継続支援
計算基盤の自由選択
詳細を読む

NVIDIAは2026年9月3日、オープンモデル共有基盤Hugging Faceを129億3030万ドルで買収することで合意しました。世界で1800万人超の開発者らが使う同基盤を傘下に収め、インフラを強化し、企業や研究機関のAI利用を広げます。買収後も他社モデル、複数クラウドや各社製アクセラレーターに対応し、NVIDIA製計算基盤の利用は必須にしない方針です。

Hugging Faceには300万超のモデル、50万件のデータセット、100万件のアプリが集まり、20万社超がAIの探索・評価・調整・導入に利用しています。NVIDIAは500超のモデルと250超の公開データセットを同基盤で提供しており、買収によって主要な共有基盤と半導体・ソフトウェアを結び付けます。

買収後も開放性を維持する方針です。NVIDIAは、開発者がモデル、フレームワーク、クラウド推論事業者、計算基盤を自由に選べると明言し、マルチクラウドと複数アクセラレーターへの対応継続も約束しました。

NVIDIAは、公開された重みを使えば、企業や大学がモデルを一から学習せず、用途に合うモデルを選べると説明しています。Hugging Faceインフラ、信頼性、安全性、モデル評価、推論・展開機能を自社の技術力と世界展開で強化し、オープンモデルの普及を加速する狙いです。

一方、NVIDIAにとって過去最大の企業買収となり、完了目標は2027年ですが、競争当局の審査が見込まれます。取引が成立すれば、NVIDIAはモデルの普及を左右する主要な配信経路を保有することになります。利用企業には、計算基盤を自由に選べるという約束の実行が重要になります。