企業のAI半導体候補、Nvidia以外が14ポイント上回る
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VentureBeatが2026年9月2日に報じた7月のVB Pulse調査で、AI基盤に関わる170人の39.4%が今後12カ月にNvidia以外の半導体を評価すると答えました。次世代Nvidia製品の25.3%を14ポイント上回り、企業がAWS Trainium、Google TPU、AMD Instinct、Intel Gaudi、自社ASICへ選択肢を広げている実態が浮かびます。
Nvidiaは多くの本番環境で依然として標準ですが、非Nvidia製品への評価意向は6月の31.8%から7月に39.4%へ上昇しました。経営幹部では57.1%、最終意思決定者では50.0%に達し、半導体の多様化が技術部門だけでなく経営上の基盤戦略になりつつあります。
企業は基盤をすぐ入れ替えるより、既存環境を拡張して効率を高めています。3カ月以内の変更予定は38.3%から28.8%へ低下する一方、選定時に性能を重視する割合は35.3%、100万トークン当たりの費用を重視する割合は15.9%へ上昇しました。既存のクラウドやデータ基盤との統合は40.0%で、引き続き最重要項目です。
本番利用はGoogle Geminiが47.6%、Microsoft Azureが47.1%、OpenAIが49.4%、Anthropicが24.7%まで広がりました。自社GPUを50%超で稼働させる回答も13%から23%へ増え、評価軸は抽象的な総保有コストから信頼性、処理性能、実作業当たりの費用へ移っています。
別のコンテキスト層調査では、79.2%が単一事業者に全面依存せず、外部ツールや複数の実行基盤を組み合わせる方針でした。新興AIクラウドの利用拡大意向も38%に上り、オープンソースの自社運用基盤を本番利用する割合は12.9%へ増えています。企業にとって、半導体、クラウド、モデル周辺機能を用途別に選べる余地が交渉力と統制力につながります。
ただし、6月と7月の調査は同じ回答者を追跡したものではなく、7月は従業員1,000人超の組織が多いなど標本構成が異なります。統計的有意性の検定もないため、数値は因果関係の証明ではなく市場の方向を示す兆候として読む必要があります。それでも、企業がNvidiaを捨てるのではなく、複数の選択肢を確保して次の基盤投資に備える姿勢は明確です。