IBMとConfluent、時系列AIを早期提供

提供形態

AWS上での早期提供
Flink SQLから実行
オンプレ版は今後

利用できる機能

需要などの予測
異常検知と分類
欠損補完と最適化

運用面の利点

モデル基盤の管理不要
権限・履歴管理の継承
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IBMとConfluentは2026年9月2日、IBM Graniteの時系列基盤モデルをConfluent Cloud上のApache Flinkから直接使える早期アクセスとして提供開始しました。企業は流れているデータを別の機械学習基盤へ移さず、SQLで予測と異常検知を呼び出し、結果をKafkaの配信先を通じて警告、画面、データ基盤、AIエージェントへ渡せます。

時系列基盤モデルは、個別に学習していない系列にも適用し、予測、異常検知、類似検索、分類、欠損補完、最適化を共通機能として提供します。早期アクセスでは「AI_FORECAST」と「AI_DETECT_ANOMALIES」という2つのFlink SQL関数から呼び出し、引数を変えてモデルを選べます。

Flinkは系列ごとの直近の状態を障害に耐えられる形で保持し、モデルが必要な履歴を別のデータベースなしで渡します。Confluentがモデル配信、拡張、実行環境を管理し、データは同社のクラウド内に保ったまま既存の形式定義、来歴、権限管理を推論処理にも適用できます。

製品群は4モデルで、PatchTST-FMは予測値の分布、FlowStateは間隔の異なる連続データ、TTMはCPUでの大量処理を重視します。TSPulseは時間と周波数の特徴を組み合わせ、異常検知、分類、欠損補完、過去の類似事例検索を担います。

IBMは自社業務に加え、セメント、鉄鋼、製紙、食品、通信分野の協力企業でモデルを試したとしています。同社によると、生産性5~10倍に向上し、専門のデータ科学者を待っていた分析を需要計画や不正対策、工程管理の担当者が扱えるようになりました。

早期アクセスはAWS上のConfluent Cloudで利用でき、期間中は無料です。次にConfluent Platformへ広げ、社内設置型と複数環境を組み合わせた運用にも同じモデルと機能を提供する計画です。