QueryStory始動、AI分析に根拠表示で信頼担保

創業の背景

Google技術者が創業
サイバー攻撃調査で知見蓄積
AIで企業データ分析に応用

資金調達の詳細

シード600万ドル調達
評価額6000万ドルで始動
米大手保険会社が出資

製品の特徴

SQLクエリを自動表示
信頼性を数値で提示
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Googleのサイバーセキュリティ技術者シャポー・ナギブザデ氏が創業した米新興企業QueryStoryが、企業向けのAIデータ分析プラットフォームとしてステルスモードから始動したことが明らかになりました。同社は2025年末に600万ドルのシードラウンドを調達しており、企業が保有する複雑なデータベースをAIで解析し、経営判断に使える根拠付きの回答を提供します。

ナギブザデ氏は2009年、Google在籍時に中国政府の関与が疑われるサイバー攻撃「Operation Aurora」の調査に携わった経験から、検証済みの情報を得る難しさを痛感しました。その後6年間、データとセキュリティの融合に取り組み、2016年にはGoogleのX Labs発の企業Chronicleを共同創業しています。

同氏は昨年、大規模言語モデル(LLM)がデータ分析に広く使われ始めたことを受け、サイバーセキュリティで培った技術を応用しようとQueryStoryを共同創業しました。CTOには元Google同僚でEvolutionIQ出身のスタンリー・ヤン氏、CPOにはアクセンチュア出身のデビッド・グルシック氏が就いています。

同プラットフォームはデータ分析を数時間で可視化し、AIの分析結果がなぜ正しいと判断されたかを示す信頼性スコアを表示する点が特徴です。ユーザーが生成されたSQLクエリを確認できるほか、分析結果を人間の同僚にレビュー依頼し、その記録を残す機能も備えています。

競合となる大手AI企業のチャット型ツールは利便性が高い一方、透明性や統制が限定的だとナギブザデ氏は指摘します。QueryStoryはモデルを特定の企業に依存させず、トークンや計算資源の消費量に応じた課金モデルとは一線を画す方針で、企業が何にいくらかかるかを把握しやすい料金体系を目指しています。