メタのAIグラス普及、検知アプリに限界
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2月以降、エンジニアたちはRay-Ban MetaやOakley MetaなどのAIスマートグラスを検知するアプリを次々と公開・更新してきました。背景にあるのは、本人の同意なく録画されることへの根強い不安です。ただし検知の仕組みはBluetooth信号を捉えるものにとどまり、実際に録画中かどうかまでは判別できないという限界があります。
検知アプリの多くは、スマートグラスがスマートフォンとペアリングする際に使うBluetooth信号を捉えることで、近くに機器があるかどうかを知らせる仕組みです。しかし壁や人体などの障害物があると信号が届かず、検知が不安定になることも少なくありません。何より装着者が実際に録画しているかどうかまでは判定できないため、開発者は利用者に安易な決めつけを避けるよう呼びかけています。
利用者はこうした限界を大きな欠点とは捉えていないようです。とにかく周囲を手早く確認できる手段を求めており、精度向上のために積極的にフィードバックを寄せる人も少なくありません。中には、アプリの発展そのものに愛着を感じているという声もあります。
代表的な存在が、Nearby Glassesというアプリです。iOSとAndroidの両方で1本2.99ドルで提供されており、Playストアからのダウンロード数は10万件を突破し、同種のアプリの中で最も高い人気を集めています。
開発者のイヴ・ジャンルノー氏は、自身を「プロの開発者ではない」としたうえで、Bluetooth Low Energy機器の検知が想定通りに働かないことがあり、誤検知も起こり得るとGitHub上で明かしています。無断録画への強い不快感を示す声に応える形でアプリを公開したものの、目標はあくまで控えめだったと振り返っています。
同氏は「techsolutionismを助長したくないし、利用者に誤った安心感を与えたくもない」と述べています。検知アプリはあくまで不完全な対処法であり、その状態は今後も変わらないだろうとの見方を示しました。