FirefoxのAI機能がExa連携で出典表示に対応
詳細を読む
米Mozillaは18日、Firefoxのブラウザ内蔵AI機能「Smart Window」を拡張し、検索エンジン企業Exaとの提携によりAIチャットの回答に最新のウェブ情報と出典リンクを表示できるようにしたと発表しました。従来はAIが新規の検索結果を提示するだけでしたが、今回の更新でユーザーが過去に閲覧したページの情報も自然言語で検索し、根拠を示しながら回答できるようになりました。
Smart Windowは、これまでに閲覧したタブの中から関連するグループを自動で提案し、重複したタブをまとめて整理する機能も備えています。デモでは、過去に見た「先週チェックしたランニングシューズ」といった曖昧な自然言語の指示から、該当ページの画像付きプレビューを瞬時に呼び出す様子が示されました。Mozillaによると、ベータ版の利用者からは思考の流れを保ちやすくなったとの声が寄せられているといいます。
利用者は回答生成に使うAIモデルを自由に選べる点も特徴です。Googleの「Gemini 3.1 Flash Lite」やOpenAIの「oss-gpt-120b」、Alibabaの「Qwen3-235B-A22B-Instruct-2507」に加え、手元の端末で動くローカルAIも選択可能です。Firefoxの製品担当者は、地域や思想の異なる企業のAIを選べるようにすることで「デジタル主権」を確保する狙いがあると説明しています。
プライバシー面では、連携先の外部AI事業者との契約はすべてゼロデータ保持を条件としており、入力内容を広告や再学習、人によるレビューに利用しない仕組みを採用しています。Mozilla自身もユーザーの許可なくチャット履歴をモデル訓練などに使うことはないとしています。
Smart Windowは前身の「AI Window」として昨年発表されて以降、機能拡充を続けてきました。ユーザーはAI機能を一括で無効にしたり個別に取捨選択したりできる設定も用意されています。現在もオプトイン方式のベータ機能であり、正式版への移行時期は未定だとしています。