ザッカーバーグ氏、AI宣言でOpenAIとAnthropicを暗に批判

宣言の核心主張

AI権力の集中に警鐘
OpenAIAnthropicを示唆
広範な普及が対抗策と主張

Metaの反転戦略

人員削減後に路線転換
Muse Glimmer公開で方針転換

専門家の受け止め

内容は空虚と酷評
育児逸話に批判集中
暴走AIエージェントに言及なし
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Meta CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、月曜日、AIをテーマにした約6500語のエッセイ「The Future is for Everyone」を発表しました。AIの力を少数の組織に集中させることは危険であり、幅広いアクセスこそがその力を分散させる手段になると訴える内容で、米WIREDのポッドキャストが取り上げています。

具体的な社名は挙げていないものの、モデルを厳格に管理するOpenAIAnthropicを暗に批判した内容とみられます。文中でザッカーバーグ氏は「歴史的に見て、絶対的な権力が十分に啓発されていれば人類に恩恵をもたらすと期待することは、安全でも前向きな結果にもつながってこなかった」と記しています。

背景には、Metaが数カ月前にAI関連部門で大規模な人員削減を行ったばかりという事情があります。同社はこれまでオープンソース戦略でOpenAIAnthropicなどの非公開モデル勢に対抗してきましたが、成果は追いついていません。今回の宣言と同じ月曜日には、ユーザーがモデルをダウンロードして改変できる新たなオープンウェイトモデル「Muse Glimmer」も公開しています。

ただし番組では、この宣言の内容を疑問視する声が相次ぎました。パーソナライズされたレシピを娘と一緒に作る例など牧歌的な描写に終始し、暴走するAIエージェントの相次ぐ発生など、現実のリスクにはほとんど触れていないと指摘されています。

Metaはこの直前、子どものメンタルヘルス保護を怠ったとして裁判所から5億6700万ドルの支払いを命じられたばかりで、司会者らはAIの安全性を語る同社の説得力に疑問を呈しました。なお、番組がAI検出ツール「Pangram」でこの文章を分析したところ、人間が執筆したものと判定されたということです。