マーサ・スチュワート氏、住宅管理AIアプリHintを公開

主な機能

住宅の維持管理を一元管理
公開データから住宅情報を生成
家電の保守を自動通知

創業体制

出資なしの共同創業者として参画
CTOは元Casper技術責任者
総額1000万ドルを調達

事業モデル

iOS版を無料提供
紹介手数料で収益化
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米メディア界の著名人マーサ・スチュワート氏は7月29日、住宅所有者向けのAIアプリ「Hint」を共同創業者として立ち上げました。同アプリはAIを活用して住宅の維持管理や光熱費、保険、各種書類を一元的に扱えるようにするもので、iOS版が同日に無料で公開されました。生活情報の分野で長年の実績を持つ同氏が、AIを日常の家事管理へ応用する試みです。

利用者が自宅の住所を入力すると、Hintは不動産登記や気象、土壌、公共料金といった公開データから住宅のプロフィールを自動的に作成します。点検報告書や住宅ローン、保険証券などの書類をアップロードすれば、内蔵の対話型AIに「最後にエアコンを点検したのはいつか」といった質問を投げかけられます。土壌や大気の状態が水はけや基礎、保険料に与える影響も把握できます。

家電の写真を登録すると、冷蔵庫のコイル清掃や給湯器の洗浄など見落としがちな作業を含めた保守スケジュールを自動で組み、必要な時期にプッシュ通知で知らせます。住宅の管理状況を一目で示す「ホームスコア」も提供します。ここには住宅管理で数十年の経験を持つスチュワート氏の知見が反映されています。

共同創業者でCTOのカイル・ラッシュ氏によると、スチュワート氏は出資者ではないものの、株式を持つ「本物の共同創業者」として週2回ほど開発に関わっているといいます。ラッシュ氏はマットレス新興企業Casperで技術部門を率いた経歴を持ち、CEOのイーハン・マー氏はRed Venturesの幹部出身です。同社はMontauk Capitalなどから総額1000万ドルを調達しています。

Hintは当初2024年に住宅の脱炭素化支援ツールとして始まりましたが、「住宅向けのAI」へと方針を転換しました。技術面ではOpenAIの商用ライブラリを中心に据え、画像処理にはGeminiを用いています。現在は無料で提供し、提携事業者からの紹介手数料で収益を得つつ、将来的に複数物件の管理などを含む有料プランの追加を計画しています。