NVIDIA、米海軍大学院にAIスパコン稼働
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米半導体大手NVIDIAは2026年7月23日、カリフォルニア州モントレーにある米海軍大学院(NPS)で、AIスーパーコンピューター「DGX GB300」を正式に稼働させました。創業者兼最高経営責任者(CEO)のジェンスン・フアン氏が現地を訪れて式典に臨み、1500人を超える在校生と600人の教員が大規模なAI計算基盤を学内で直接利用できるようになりました。
今回導入された「DGX GB300」は、NVIDIAの運用管理ソフト「Mission Control」と組み合わせて動きます。モデルの学習から推論までを学内で完結できるため、気象予測やサイバーセキュリティ、災害対応の計画といった幅広い用途に活用される見通しです。
式典は3日間の学内イベント「Converge @ NPS」の期間中に開かれ、AI技術を教育へ組み込む長年の取り組みの一環と位置づけられます。米インド太平洋軍を率いるサミュエル・パパロ司令官は「技術の近代化とともに、指導者の育成方法も近代化しなければならない」と述べ、AIを前提とした環境で判断を下せるリーダーの重要性を強調しました。
NPSは現役将校や国際的なパートナーに大学院教育を提供しており、宇宙作戦から海洋科学まで幅広い分野で実務に直結する研究を進めています。研究者はAIを使って海況のモデル化や大気変化の予測、複雑な環境のデジタルツイン構築に取り組んでおり、非営利団体MITREとの連携ではNVIDIAのOmniverse基盤を用いた高精度なシミュレーション環境を開発しました。
システムの構築には、データ基盤のDDNとVAST Data、そして電源・冷却設備のVertivがハードウェアと統合の面で協力しました。NVIDIAはさらに教育部門「Deep Learning Institute」を通じて教員に指導用ツールを提供し、AIを各学科のカリキュラムへ幅広く組み込む考えです。