Passionfroot、B2Bクリエイター市場で1500万ドル調達
詳細を読む
ドイツ発のスタートアップPassionfrootは7月22日、B2B向けのクリエイターとブランドをつなぐマーケットプレイス事業で、Insight Partners主導のシリーズAラウンドにより1500万ドルを調達したと発表しました。同社はこの資金を元に、共同創業者兼CEOのジェン・ファン氏がニューヨークへ移り、アメリカでの事業拡大に向けた新拠点を開設します。累計の調達額は2100万ドルを超えました。
Passionfrootはニューヨークに加え、ブラジルのサンパウロにもオフィスを構え、現在15名の従業員を増やす計画です。既存投資家のCreandum、Supernode Global、s16vcもシリーズAに参加しました。過去1年で同社の売上高は13倍に伸び、ElevenLabsやFigma、Replit、Framer、Gammaといった企業を顧客に加えています。
事業拡大の背景には、AIがソフトウェア開発を容易にし、各カテゴリーで新製品や機能が急増する市場環境があります。ファン氏は、製品があふれて騒がしくなるなか、B2Bの買い手がLinkedInやSubstack、YouTubeのポッドキャストといったクリエイター経由で新しいツールを探すようになったと指摘します。AI企業が認知度向上のためにクリエイターを重視する動きも、需要を押し上げています。
同社は2024年の前回調達以降、ブランドがキャンペーンを設計・実行し成果を測定できるAIエージェントZestを投入しました。数千件のキャンペーン実績に基づく独自の「クリエイターグラフ」や、世界中のクリエイターへ支払いができるウォレット機能も備え、過去18カ月で少なくとも1000万ドルをクリエイターに支払ったとしています。今後は、キャンペーンがAIの引用や回答内でのブランド表示にどう影響するかを測定する機能の開発も進めます。