Glow、12億ドル評価でステルス脱却 AIで端末防御に挑む
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米サイバーセキュリティ新興企業のGlowは7月22日、水面下の開発段階を終えて事業を公表し、1.8億ドルのシリーズA資金調達を実施したと発表しました。評価額は12億ドルに達し、収益を開示する前にユニコーン企業入りしました。同社は元MetaやSnowflakeの幹部が2025年に設立し、AIが企業のエンドポイント防御を根本から変えるとみています。
今回の調達は全額を株式で賄い、Sequoia Capitalやサイバースターツ、Greenoaks、Redpoint Venturesが主導し、Index VenturesやLux Capitalなども参加しました。本社はカリフォルニア州パロアルトにあり、従業員は約100人で、うち7割がイスラエル、残りが米国に在籍します。
攻撃者が生成AIでフィッシングやマルウェア作成を自動化するなか、企業は従業員端末やサーバーを守る手法の見直しを迫られています。共同創業者で最高経営責任者(CEO)のRoi Tiger氏は元Metaの技術担当副社長で、『過去10年はクラウドやSaaSへの移行だったが、いまAIがかつてない形で端末に降りてきた』と語ります。同社のプラットフォームは専門のAIエージェントが社内環境を常時把握し、実時間でリスクを評価してセキュリティ方針を自動適用します。
プラットフォームはAnthropicやGoogleのGeminiのモデルをAmazon Bedrock経由で利用し、企業固有の文脈を与える独自ソフトで信頼性を高めています。すでに悪意あるnpmパッケージの導入を阻止したほか、それを取り込もうとするAIエージェントを検知し、防御ツールが欠けた端末も発見したとしています。
エンドポイント市場はCrowdStrikeやMicrosoft、SentinelOne、Palo Alto Networksが支配しています。Tiger氏は、既存製品が脅威の発生後の検知に主眼を置くのに対し、Glowは危険なソフトやAIエージェントの侵入を未然に防ぐ設計だと説明します。同社はすでに医療や小売、金融の顧客を抱え、世界規模の組織で数万台の端末に導入されているとしています。