Apple自動運転車の遺産、強力なAIチップに

AIチップの起源

自動運転車開発から誕生
iPhone Xで初搭載
FaceIDなど画像処理で活用
M系チップでデスクトップ展開

M7への開発前倒し

M6の上位版を見送り
2027年前半にM7投入
最大1.5TBのサーバー製品
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Apple(アップル)は、頓挫した自動運転車開発が同社のAIチップの基盤を築いたことが、米Bloombergのマーク・ガーマン記者のニュースレターで2026年7月12日に報じられました。車載プロセッサー自体は完成しませんでしたが、その開発過程で生まれたNeural Engineが、現在のオンデバイスAI処理の中核を担っています。

Neural Engineは、2017年のiPhone Xと「A11 Bionic」で初めて登場しました。当初はFaceIDやAnimoji、AR機能といった画像認識用途が中心でしたが、後にM系チップを通じてデスクトップにも広がり、AppleオンデバイスAIの先駆者としての地位を築きました。

AppleのソフトウェアでのAI戦略は業界に後れを取ってきましたが、ハードウェアの性能は高く評価されています。クラウドへ送るデータを減らせるため、同社が強調するプライバシー保護の訴求にもつながっています。

ガーマン氏によると、Appleは今後AIハードウェアを戦略の柱に据える方針です。次期「M6」チップではPro・Max・Ultraの上位版を見送り、代わりにM7の開発を前倒しし、2027年前半にNeural Engineを大幅に強化して投入する見通しです。

特に最上位の「M7 Ultra」は、最大1.5TBのRAMに対応し、Appleの新たなサーバー製品の基盤になると見られています。自社チップを軸にした垂直統合が、今後のAI競争でどう効いてくるかが注目されます。