xAIがGrok 4.5公開、Opus級で低コスト

性能とコスト

Opus級の知識労働性能
トークン効率2倍と主張
入力2ドル・出力6ドルの低価格
ベンチマークは最高水準に一歩届かず

市場環境

上場後のモデル投入
Opus 4.7に匹敵とMusk氏
OpenAIはGPT 5.6を投入予定
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xAIは7月8日、最新のAIモデルGrok 4.5を公開しました。同社が数週間前に上場して以降、初めてのモデル投入となります。コーディングやアプリ開発、事務作業、リサーチ、文章作成といった知識労働を幅広くこなす主力モデルと位置づけ、創業者イーロン・マスク氏はこれをOpus級のモデルと表現しました。

最大の売りはコスト効率です。xAIは、Grok 4.5が他の主要モデルに比べてトークン効率が2倍だと主張しています。トークン単価の上昇がAI利用者の負担となるなか、この効率が実利用でも通用すれば大きな武器になります。

価格設定でも攻めています。入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり6ドルという水準は、入力5ドル・出力25ドルのOpus 4.7を大きく下回ります。OpenAIの最上位モデルSolが入力5ドル・出力30ドルであることと比べても、価格競争力は際立ちます。

性能はどうでしょうか。同社が同日公開したベンチマークでは、競合の上位モデルと肩を並べる水準を示したものの、最高クラスにはわずかに届かない結果でした。マスク氏は、Grok 4.5はOpus 4.7とおおむね同等だがはるかに高速だとし、能力・速度・低コストの組み合わせが競争力の源泉だと説明しています。

AIモデルの発表が相次ぐ週でもあります。OpenAIは木曜に最新最強とうたうGPT 5.6(開発名Sol)を投入する予定で、同モデルはこれまでセキュリティ上の懸念からトランプ政権によって公開が制限されていました。上位モデルをめぐる主導権争いは、一段と激しさを増しています。