OpenAI安全派の重鎮が今月退社、上場前に流出続く

OpenAIAnthropicIPO

退社の経緯

アキアム氏が今月末退社
在籍は約9年、17年入社
壁の外からミッション追求

役割と背景

安全と政策の交差点を担当
ミッション整合チームは2月解散
後任は未定

相次ぐ離脱

IPO準備下で安全派幹部流出
ライケ氏らはAnthropic
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OpenAIでチーフ未来学者を務めるジョシュア・アキアム氏が、約9年間在籍した同社を今月末に退社すると、7日に同僚へ伝えたことが分かりました。米WIREDが報じたものです。アキアム氏は退社について特定の動機はなく、以前から考えていたことだと説明しました。同氏はAIの安全と政策が交差する役割を担っており、後任は明らかになっていません。

アキアム氏は2017年にインターンとしてOpenAIに加わり、AI安全性を専門とする研究者となりました。2024年には同社のミッションを守る「ミッション整合チーム」を率いましたが、このチームは今年2月に解散し、同氏はチーフ未来学者へと役割を移していました。

同氏は社員へのメモで「世界は今や秘密を知っており、フロンティア研究所の壁の外からミッションに取り組むことが可能に感じられる」と記しました。平和と前例のない繁栄への貢献を続ける意向を示しており、外部からの活動に軸足を移す考えとみられます。

アキアム氏の退社は、OpenAI株式公開(IPOの準備を進めるなか、安全性を重視する幹部の相次ぐ離脱に連なるものです。超知能の制御を研究するチームを共同で率いたヤン・ライケ氏は2024年にAnthropicへ移り、政策研究責任者のマイルズ・ブランデージ氏らも同社を去っています。

後任として、元ホワイトハウスのAI顧問ディーン・ボール氏が今週「戦略的未来担当責任者」としてOpenAIに加わり、アキアム氏と短期間重なる見込みです。同社はこの1年、AI研究と政策部門の連携を強め、技術の先を見据えたルール作りを進めてきました。