B3が全社端末にAndroid採用、10年で3割削減へ
出典:Google公式
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ブラジルの証券取引所であるB3が、業務用モバイル端末の基盤としてGoogleのAndroid Enterpriseを採用し、従業員約1000人への展開をわずか2週間で完了しました。規制の厳しい金融機関として、強固なセキュリティと法令順守を保ちながら、常時稼働できる生産性の高い環境を整えることが狙いです。同社は両OSのエコシステムを幅広い基準で比較検証したうえで、この選択に至ったとしています。
採用の決め手となったのが多層的なセキュリティです。ハードウェア暗号化やアプリのサンドボックス化に加え、AIによる脅威検知を備えている点を評価しました。導入にはSamsung端末とゼロタッチ登録を組み合わせ、フルマネージド端末とBYOD端末の双方を短期間で配備。端末は起動後すぐに中央ダッシュボードから一括管理でき、Managed Google Playでアプリの配布範囲や方法も制御できます。
B3はAI活用を実験段階からエージェント型(agentic)へと広げつつあります。従業員はAndroidに組み込まれたGoogle Geminiの機能を使い、コンテンツ作成や情報アクセス、業務の最適化などを進めているといいます。24時間体制の運用部門にとって課題だったバッテリー持続時間や画面の小ささも、7インチの軽量端末への切り替えで解消し、現場の評価も高いとしています。
財務面の効果も大きく、同社は今後10年で約30%のコスト削減を見込んでいます。この余力を端末の更新サイクルの短縮に充て、従業員に常に新しいハードウェアを提供し続ける方針です。金融規制下での順守とコスト効率、そしてAI活用を同時に追う企業にとって、端末基盤の選定が経営判断に直結する一例と言えるでしょう。