MITとMicrosoft、AIエージェントの消費電力を大幅削減

新システムの中身

自然言語で処理を記述
最適なモデルと機材を自動選定
新名称は「Murakkab」

効率化の実証成果

計算量は従来の約35%
消費電力約27%に圧縮
コストは25%未満に低減
精度2%減で電力1桁削減
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MITMicrosoftの研究チームは2026年6月25日、複数のAIモデルやツールを連携させるエージェントワークフローの設計と実行を自動最適化するシステム「Murakkab」を発表しました。開発者が自然言語でやりたいことを記述するだけで、最適なモデルやツール、ハードウェア構成を自動で決定し、計算資源の無駄を抑えます。

従来は開発者が使用するAIエージェントやモデル、ツールに加え、実行順序やハードウェアまですべて手作業で指定する必要がありました。組み合わせの選択肢が膨大なうえ、各社のブラックボックス型モデルが混在するため、最適な構成を人手で見つけるのはほぼ不可能でした。新モデルが登場するたびに一から作り直す手間も生じていました。

Murakkabは開発者意図を高レベルで受け取り、最適なモデルとツールの組み合わせを自動で特定します。逐次実行すべき処理と並列実行できる処理も判別し、性能を高めます。クラウド事業者が利用者に展開する際には、精度や遅延などの制約に合わせてハードウェア割り当てを動的に最適化します。

動画Q&A;やコード生成のワークフローで検証した結果、利用者の要件を満たしつつ計算量は他手法の約35%、消費電力は約27%、コストは25%未満に抑えられました。ある事例では精度の低下を約2%にとどめながら、消費電力を1桁以上削減したといいます。研究チームは今後、より複雑なワークフローや大規模クラスタへの拡張を目指す方針です。