ゲーム映像でAI訓練、評価額23億ドルに

3.2億ドルの調達

評価額23億ドル到達
今回調達額3億2000万ドル
累計開示資金4億5400万ドル
Khosla主導で著名投資家参加

ゲーム発の世界モデル

操作ログ付きゲーム映像が核
ゲームから実機ロボへ汎化
実機調整わずか8分のデータ
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AI新興企業General Intuitionは6月25日、評価額23億ドルで3億2000万ドルを調達したと発表しました。今回のラウンドはKhosla Venturesが主導し、ジェフ・ベゾス氏やエリック・シュミット氏、Google DeepMindMITの研究者らも参加しています。累計の開示資金は4億5400万ドルに達しました。

同社の強みは、ゲーム映像に埋め込まれた操作ログです。どのボタンをいつ押したかという行動データを使い、空間と時間を移動する推論能力をモデルに学習させています。映像だけから行動を推測する競合に対し、共同創業者のde Witte氏はこのアプローチが優位だと主張します。

学習基盤となるのが、フレームごとに生成される世界モデルです。社内で「ジム」と呼ばれるこの環境を通じ、エージェントは壁やはしご、影の動きといった現実の物理法則を自ら習得します。同社はこの世界モデルではなく、汎用的なエージェントモデル自体を製品として販売する方針です。

実機への応用も進んでいます。ゲームを100時間連続でプレイするエージェントと同じ「脳」が四足歩行ロボットを動かし、わずか8分の実機データで微調整できたといいます。一方で、こうしたモデルを物理世界で大規模に通用させた例はまだなく、ゲーム映像が安価な近道になるかは賭けの段階です。

調達資金の大半は計算資源の拡充に充てられ、CoreWeaveとの契約のもとで次世代モデルの事前学習に集中します。APIは夏の終わりまでに広く公開する計画です。de Witte氏は人道支援の経験から、AIを人間への危害に使わない方針も明確にしています。