GoogleのGemini開発者2人、Anthropicへ流出

主要人材の離脱

Adler氏とPritzel氏がAnthropic
両者はGemini開発の中心人物
Googleからの人材流出が継続

相次ぐ大物退社

Shazeer氏がOpenAIへ移籍
Nobel賞のJumper氏もAnthropic
IPO前の株式を武器に引き抜き
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Googleは6月24日、生成AI「Gemini」の開発に深く関わった著名研究者のJonas Adler氏とAlexander Pritzel氏が、競合のAnthropicへ移籍すると報じられました。Bloombergが伝えたもので、両氏はGoogleの主力モデルであるGeminiの開発で中心的な役割を担っていました。TechCrunchはGoogleに取材を申し込んでいます。

今回の離脱は、Googleにとって人材流出という憂慮すべき流れの一部です。先週には、AI研究の重鎮として知られるNoam Shazeer氏が、Googleを離れてOpenAIへ移ると表明していました。Shazeer氏は2000年からGoogleに在籍し、間の3年間は自身が立ち上げたチャットボット企業Character.AIを率いていました。

そのCharacter.AIGoogleは実質的に約27億ドル買収し、Shazeer氏をGeminiの開発に呼び戻した経緯があります。それだけの投資をして確保した人材すら、再び社外へ流れている形です。今回の連鎖的な退社は、Googleが抱えるAI人材の引き留めの難しさを浮き彫りにしています。

Shazeer氏の発表からわずか数日後には、Google DeepMindのディレクターを務めるJohn Jumper氏も、Anthropicへの移籍を明らかにしました。Jumper氏はDeepMindのDemis Hassabis最高経営責任者(CEO)とともに、タンパク質の立体構造を予測するAlphaFoldの業績で2024年のノーベル化学賞を受賞した人物です。

こうした流出が続く背景には、OpenAIAnthropic新規株式公開(IPO)の準備を進めている事情があります。上場前のいまは、将来値上がりが期待できる株式を報酬として提示できるため、トップ人材を引き抜く好機となっているのです。AI企業の上場競争が続く限り、Googleからの頭脳流出はさらに加速する可能性があります。