DuckDuckGoがAI不使用検索を拡張、流入急増
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検索エンジンのDuckDuckGoは6月1日、AIを使わない検索ページ「noai.duckduckgo.com」を既定の検索エンジンに設定できる新しいブラウザ拡張機能を公開しました。GoogleがAI主体の検索へ刷新したことへの反発が広がるなか、同社はAIを避けたい利用者の受け皿として存在感を高めています。
新しい拡張機能はChromeとFirefox向けに提供され、有効化するとAIによる回答やチャット入力欄がなく、検索結果のAI画像も減るとしています。同社のブラウザに切り替えた利用者は、履歴を消去してもAI関連の設定が保持される仕組みです。さらに既存のプライバシー拡張機能にもAI検索の制御機能を順次追加する予定です。
背景にあるのは、Googleが5月の開発者会議で発表したAIファーストへの大規模刷新です。従来のように上部にリンクを並べるのではなく、AIが生成する検索概要や対話型のAIモードへ利用者を誘導する設計で、25年以上で最大級の変更とされます。「10本の青いリンク」はAI機能の下に追いやられる形になりました。
この変化を受け、DuckDuckGoへの流入は急増しています。同社によると、AI非使用ページへの週次訪問は前週比で約30%増、米国でのアプリインストールも18.1%増え、iOS版は一時69.9%増とピークに達しました。5月28日には流入が3倍となり、平均しても基準比約84%高い水準が続いているといいます。
もっとも、DuckDuckGoは反AIを掲げる企業ではありません。同社は多くの主要モデルにアクセスできる独自のAIチャットボットや、最新モデルやVPNなどを含む有料プランも提供しています。AIを既定とするか、利用者が選べる余地を残す姿勢が、流入増の追い風になっているといえそうです。