CNNがPerplexityを著作権侵害で提訴

訴訟の主な争点

記事の逐語コピーを主張
有料記事の無断提供も問題視
クローラーのブロック回避を指摘
ライセンス交渉が決裂した経緯

広がるPerplexity訴訟

NYタイムズやNews Corpも提訴済み
百科事典ブリタニカなども原告に
損害賠償と恒久的差止を請求
Perplexity側は「事実に著作権なし」と反論
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米CNNは2026年5月28日、AI検索エンジンを運営するPerplexityをニューヨークの裁判所に提訴しました。CNNの記事をAIツールが「逐語的」にコピーして表示していると主張し、さらに有料購読者向けコンテンツを無断でユーザーに提供している点も問題としています。CNNはPerplexityに対し損害賠償と違法行為の恒久的差止めを求めています。

訴状によると、CNNの記事タイトルをPerplexity検索ツールに入力するだけで、元記事の「相当部分」がそのまま表示されたケースがあったといいます。CNN側は自社クローラーの識別・ブロック措置を講じていたにもかかわらず、Perplexity未確認のクローラーでスクレイピングを続けたと主張しています。

両社の間では2025年10月、PerplexityのブラウザComet Plusを通じたコンテンツ提供の交渉が進んでいました。しかしCNNのコンテンツ利用範囲で合意に至らず同年11月に破談。CNNはPerplexityに使用停止を求める書簡を送りましたが、回答はなかったとされています。

Perplexityに対する著作権訴訟はCNNにとどまりません。ニューヨーク・タイムズ、ブリタニカ百科事典、メリアム・ウェブスター辞典、ニューズ・コーポレーション傘下のウォール・ストリート・ジャーナルなど、大手メディアや出版社が相次いで提訴しています。AI企業によるコンテンツ利用と著作権保護のバランスは、業界全体の重要課題となっています。

Perplexityの広報担当者は「事実に著作権は及ばない」とコメントしました。しかし訴訟では単なる事実の再利用ではなく、表現そのものの複製が争点です。AI検索サービスが既存メディアのビジネスモデルに与える影響は大きく、今後の判決が業界の方向性を左右する可能性があります。