NVIDIA、COMPUTEX 2026で3部門受賞
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NVIDIAは2026年5月21日、台湾で開催されるアジア最大級のIT見本市COMPUTEX 2026のBest Choice Awards(BCA)において、AI計算、ロボティクス、自動運転の3部門で受賞したことを発表しました。同社の創業者兼CEOであるジェンスン・ファン氏は6月1日に基調講演を予定しており、GTC TaipeiではAIの最新動向が披露されます。
最大の注目はVera Rubin NVL72です。金賞と持続可能技術特別賞のダブル受賞を果たしたこのラックスケールAIスーパーコンピュータは、36基のVera CPUと72基のRubin GPUを第6世代NVLinkスイッチで統合しています。推論性能はワットあたり最大10倍、トークンあたりのコストは10分の1に抑えられ、エージェント型AIや長文脈処理に最適化された設計となっています。
ハードウェア面でも革新が目立ちます。Vera Rubin NVL72はケーブルレス・ファンレスのモジュラートレイ設計を採用し、組み立て時間を従来の2時間からわずか5分に短縮しました。100%液冷アーキテクチャは45度での運用を可能にし、冷却に使っていた電力をトークン生成に回すことで、持続可能なAIインフラの新基準を示しています。
エッジAI分野ではJetson Thorが金賞を獲得しました。Blackwell GPUアーキテクチャを搭載し、最大2,070 FP4テラフロップスのAI性能を実現しています。前世代のJetson Orinと比較して演算能力は7.5倍、エネルギー効率は3.5倍に向上しており、ロボットや医療機器、産業システムへの生成AI導入を加速させます。
自動運転領域ではAlpamayoが車載技術・スマートコックピット部門賞を受賞しました。歩行者の曖昧なジェスチャーや矛盾する信号と道路標示といった、従来の学習データではカバーしにくい長尾分布の複雑な運転シナリオに対し、100億パラメータの推論型ビジョン言語行動モデルで対応します。1,700時間超の走行データも公開されており、オープンプラットフォームとしての展開が進んでいます。