GoogleとEs Devlin、AI肖像画で全英参加型アート実現

作品の仕組み

スマホ撮影で木炭画風AI肖像を生成
Gemini画像モデルとアニメーション技術を融合
国立肖像画美術館で集合肖像として展示
18歳以上の全英国民が共同制作者に

背景と意義

DevlinとGoogle Arts & Cultureの10年越し協業
3年間のAI共同研究の集大成
無料デッサンイベントやオンライン講座も併設
10月27日まで展示継続
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英国を代表する舞台美術家Es DevlinGoogle Arts & Cultureは2026年5月14日、ロンドンの国立肖像画美術館(National Portrait Gallery)で参加型AIアート作品「A National Portrait」を公開しました。英国在住の18歳以上であれば誰でもスマートフォンで自撮りを送信でき、AIがDevlin独自の木炭・チョーク画のスタイルでアニメーション付きデジタル肖像画を生成します。

技術面では、GoogleGemini画像モデルにデジタルアニメーション技術を重ね合わせ、Devlinが30年にわたり培ってきた木炭画の技法をデジタルで再現しています。生成された個々の肖像画は、美術館内でリアルタイムに更新される集合肖像に統合され、参加者が増えるごとに作品が変化し続けます。

両者の協業は10年以上に及び、過去には「Please Feed the Lions」や「Poem Portraits」などのプロジェクトを手がけてきました。今回の作品は3年間のAI共同研究の成果であり、先端技術を通じて市民参加型の集団的芸術体験を実現するという長期ビジョンの到達点です。

Devlinは「国立肖像画美術館は私たちのもの。この肖像画はバックグラウンドや信条に関係なく、すべての人を受け入れ、新たな参加者を含むために絶えず描き直される」と語っています。展示は2026年10月27日まで続き、美術館での無料デッサンイベントやGoogle Arts & Cultureでのオンライン描画講座も提供されます。来館できない人もウェブ上で参加可能です。