Luma、信仰系映像企業と提携しAI制作スタジオ設立

提携の概要

Innovative Dreams社を設立
Wonder Projectと共同で映像制作
初作品はベン・キングスレー主演のモーセ物語

技術と業界動向

リアルタイム・ハイブリッド撮影手法を採用
パフォーマンスキャプチャとバーチャルプロダクションを融合
AI映像ツールで制作コスト大幅削減を目指す
Runway等の競合も映像制作へ参入
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AI動画生成スタートアップのLumaは2026年4月16日、信仰・宗教系ストリーミングサービスを運営するWonder Project提携し、AI映像制作会社「Innovative Dreams」を設立したと発表しました。第1作品としてイギリス人俳優ベン・キングスレー主演の聖書ドラマ「The Old Stories: Moses」を今春Amazon Prime Videoで公開する予定です。

Innovative Dreamsは「リアルタイム・ハイブリッド撮影」と呼ぶ新手法を採用します。これは映画「アバター」のパフォーマンスキャプチャと「マンダロリアン」のバーチャルプロダクションを組み合わせ、Lumaの生成AIエージェントを用いてリアルタイムにセット・小道具・照明を調整するものです。従来はポストプロダクションでしか実現できなかった作業をライブで安価に行えるとしています。

Wonder Projectは2023年に映画監督ジョン・アーウィン氏と元Netflix幹部ケリー・フーグストラテン氏が設立した企業で、2025年にAmazon Primeで聖書ドラマ「House of David」を公開した実績があります。今回の提携宗教コンテンツ以外にも拡大するかは不明で、TechCrunchが問い合わせ中です。

LumaのCEOアミット・ジェイン氏は、ハリウッドの制作費高騰が映画制作を制約していると主張し、生成AIによるコスト削減と効率化を訴えています。同週には競合のRunway CEOも1本1億ドルの大作の代わりにAIで50本制作すべきと発言しており、AI映像スタートアップがツール提供から制作事業へ本格参入する流れが加速しています。