Perplexity、Amazon購入禁止命令と法人向けAIエージェント発表

Amazon訴訟と差止命令

連邦裁判所Perplexityに仮差止命令
Cometブラウザの無断アクセスを認定
取得データの破棄も命令

法人向けComputer提供開始

約20種のAIモデルを自動選択・統合
Slack連携で自然言語クエリ実現
Snowflake等の業務データ接続対応
従量課金制でFortune 500企業を狙う

競合と市場展望

MicrosoftSalesforce正面から対抗
エージェントAI市場は2034年に1390億ドル規模へ
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米連邦地裁のMaxine Chesney判事は2026年3月10日、PerplexityAIエージェントAmazonで商品を購入する行為を禁じる仮差止命令を発令しました。Amazonが2025年11月に提訴していた訴訟で、Cometブラウザによる無断アクセスの証拠が認められた形です。

裁判所は、PerplexityがAIエージェントによるAmazonへのアクセスを停止し、取得済みデータをすべて破棄するよう命じました。CometブラウザがGoogle Chromeを偽装してエージェント活動を隠蔽しようとしたとの主張も認定されています。Perplexity側は「ユーザーがAIを自由に選ぶ権利」を主張し、控訴の構えを見せています。

一方、Perplexity開発者会議Ask 2026で、マルチモデルAIエージェント「Computer」の法人向け提供を発表しました。AnthropicClaude Opus 4.6やGoogleGeminiOpenAIGPT-5.2など約20種のモデルを自動的に最適なタスクへ振り分けるオーケストレーションエンジンが特徴です。

法人向け機能として、Slackチャンネル内での直接利用、Snowflake・Datadog・Salesforce・SharePointへの業務用コネクタ、法務契約レビューや財務監査支援などのテンプレートが提供されます。SSO/SAML認証やSOC 2 Type II準拠、ゼロデータ保持オプションなどセキュリティ面も充実させました。

Perplexityの事業責任者Shevelenko氏は、マルチモデル統合が単一ベンダー依存のMicrosoft CopilotAnthropic Claude Coworkに対する構造的優位だと主張しています。同社の年間経常収益は2026年末に6億5600万ドルを目標としており、評価額200億ドルのスタートアップが企業の最も機密性の高いデータへのアクセスを求めるという信頼の壁が最大の課題です。