英新興、AIで創薬実験の削減目指す

計算基盤

物理法則で化学データ生成
分子からタンパク質を再現
予測モデルで候補を選別

事業化の課題

数千万ドル規模を調達
希少疾患薬も視野
予測精度は未検証
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英国の新興企業Potential Sciencesは、物理法則に基づくシミュレーションで創薬向けデータを作り、AIによる候補薬の予測を目指します。原子間の相互作用から小分子、アミノ酸、タンパク質へと対象を広げる構想です。

同社は、臨床で有望でない分子を早期に見分け、時間と費用のかかる実験を減らす考えです。予測コストが下がれば、従来は採算が難しかった希少疾患向けの治療薬開発にも道が開けると説明します。

Potential Sciencesは11月5日に立ち上がり、英国政府系ファンドSovAIやTwin Path Venturesなどから数千万ドル規模のシード資金を得たとしています。調達額の正確な金額や企業評価額は公表していません。

成否を左右するのは、候補分子が疾患関連タンパク質にどう結合するかを正確に予測できるかです。専門家はAI活用に期待を示す一方、タンパク質工学にはなお大きな技術課題があると指摘しています。