Boom、超音速旅客機に遅れ懸念 AI電力事業を拡大

旅客機計画に遅れ

United CEOは2029年就航に疑問
FAA認証など課題が残る
航空機工場は稼働が低調

AI電力事業に注力

42メガワット級ガスタービン
2027年半ばの初納入を目標
Crusoeとの12.5億ドル契約消失
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超音速旅客機を開発する米Boom Supersonicは、AIデータセンター向け天然ガスタービン事業を拡大しています。一方、同社の初期顧客であるUnited Airlinesのスコット・カービーCEOは、同社が掲げる2029年の初号機納入は実現しないとの見方を示し、航空機計画には遅れの懸念が浮上しました。

カービー氏は、Boomが機体開発や米連邦航空局(FAA)の認証取得で多くの課題を越える必要があり、成功は保証されないと述べました。Boomは航空機製造工場を2024年に完成させましたが、ノースカロライナ州の施設はその後ほとんど稼働しておらず、州は建設に5000万ドル超の公費を投じています。

同社は10月、コロラド州にAIデータセンター向け42メガワットの天然ガスタービン「Superpower」の工場を公開しました。初納入を2027年半ばに見込み、年産能力を2028年に25基、2029年に50基へ引き上げる計画です。

ただし、データセンター開発会社Crusoeが29基を購入する予定だった12億5000万ドルの契約は失われました。Boomは翌年に他の顧客向け約250メガワット分を納入するとしていますが、顧客名は明らかにしていません。

Boomは、試作タービンコア「Sprint Core」を将来、データセンター用タービンと超音速旅客機「Overture」のエンジン双方に使う構想です。コロラド州で初の燃焼試験を感謝祭前に行う計画ですが、両事業とも実用化にはなお検証が必要です。