OpenEvidence、医療AI検索で評価額150億ドル

医師への急速な普及

米国医師の約3分の2が利用
月間4200万件超の質問
口コミ中心の普及

資金と広告事業

9月に2.5億ドル調達
評価額150億ドル
広告収入4〜5億ドル見込み

成長後の課題

大手AI企業との競争
精度と依存への懸念
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マイアミに拠点を置く医療AI検索のOpenEvidenceが、米国の医師約100万人のうち3分の2近くに利用され、9月の資金調達で評価額150億ドルに達しました。医師は同社のチャットボットで医学誌や診療指針を検索し、診断や治療の判断に役立てており、先月の質問処理数は4200万件超でした。既存の医療ソフト市場が生成AI対応に遅れるなか、口コミを中心に急速に浸透しました。

連続起業家のDaniel Nadler氏が2022年に設立した同社は、医療分野では例の少ない大規模な利用を獲得しました。取材を受けた8人の上級医師は、OpenEvidenceが業務負担の軽減に役立ったと評価しています。

既存大手の動きは比較的遅く、Wolters Kluwerが主力の医療情報サービスUpToDateにAI版を投入したのは2025年10月でした。これはOpenEvidenceの市場参入から約2年後で、生成AI対応の遅れが新興企業の成長余地を広げました。

OpenEvidenceは過去18カ月で、Andreessen HorowitzやBlackstone、Thrive Capital、Sequoiaなどから約10億ドルを集めました。直近では9月に2億5000万ドルを調達し、評価額は150億ドルとなっています。

広告を収益源とする同社は、2025年末までに2026年分を含む広告契約額1億ドルを確保しました。関係者によると、2026年末までの広告収入は4億〜5億ドルに達する見通しですが、OpenAIやAnthropicの医療分野への進出に加え、回答精度や医師の依存を巡る研究者の懸念にも直面しています。