アメリカ、データセンター需要で化石燃料発電計画急増

化石燃料へ逆流

新設容量比率30%
半年で計画45%増
2030年に68GW

再エネとの価格差

太陽光・風力68〜69ドル
ガス発電90ドル
再エネ中止率4.9%

企業への影響

電力価格の長期上昇懸念
排出・健康コストの拡大
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Environmental Defense FundとAtlas Public Policyは2026年10月、データセンターや工場、EVで電力需要が増すアメリカで、化石燃料インフラの建設が過去10年で最大規模に膨らむ一方、再生可能エネルギーの伸びが鈍っていると報告しました。AI向け電力をガスや石炭で賄う政権方針が背景にあり、コスト・安定供給・排出量を数十年左右する投資判断だと警告しています。

新規発電容量に占める化石燃料の計画比率は、2024年の5%から2026年第2四半期に30%へ上昇しました。計画中の化石燃料発電は2030年に68GWへ達する見込みで、わずか6カ月前の計画から45%増えています。

この傾向が続けば、2030年代末には開発パイプラインの70%を化石燃料が占める可能性があります。ただしAIデータセンターの需要予測が過大なら、計画の一部は実現しない可能性もあり、数字は確定した建設量ではありません。

コスト面では、事業用の新設太陽光・風力が平均1MWh当たり68〜69ドルなのに対し、新設コンバインドサイクルガス発電は90ドルです。計画中止率も再エネ4.9%、化石燃料2.9%で、足元では再エネの方が多く中止されています。

経営者やデータセンター運営者にとって、電力価格と供給契約の長期リスクが焦点です。ガス価格の変動、送電網増強費、排出・健康コストを含め、需要増に対応する電源構成を総コストで評価する必要があります。