ペンタゴン、5分動画審査で1週間未満のAI契約例
出典:WIRED
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米国防総省のデジタル・AI最高責任者室(CDAO)は、企業の5分以内の製品動画を審査し、採択したAI製品を迅速に購入できる「Tradewinds」を運営しています。少なくとも月1回の審査で競争手続きを済ませた扱いを付与し、通常は数カ月かかる契約期間を短縮します。実際に1週間未満で契約した例もあります。
企業は国防総省が更新する重点分野に沿って動画を提出し、審査員がTradewinds Solutions Marketplaceへの掲載を判断します。採択製品は「post-competitive」とされ、政府担当者は競争要件を満たした製品として契約手続きを進められます。
2026年の募集は、部隊の殺傷力向上や、標的選定を含む「キルチェーン」実行を支援するAIエージェントに重点を置きます。一方、バイデン政権末期に掲げた「責任あるAIの文化」や安全策は後景に退り、国防総省は1月のAI戦略との整合を理由に挙げました。
市場掲載は、通常の連邦調達規則の一部が適用されない「その他取引(OT)」の活用も容易にします。迅速性は新興企業の参入を後押しする一方、公開情報の不足、費用や機密情報の扱い、監督・説明責任の弱さが専門家と議員から指摘されています。
Tradewindsは、大手防衛企業への集中で失われた競争を取り戻し、非伝統的な技術企業を呼び込む狙いです。OpenAI、Anthropic、Googleも参加者に名を連ねますが、民間のAI投資が巨額になるなか、ペンタゴンが技術開発の方向性をどこまで主導できるかが焦点です。