GitHub、新Git基盤で書き込み性能最大35倍
急増する開発負荷
月間Git活動4733億件
9月のコミット73.8億件
プッシュ前年比4.9倍
新基盤の設計
耐久性と処理能力の分離
Azure Blobを正本化
読み取り用軽量ワーカー
性能と統制
書き込み性能最大35倍
既存の保護機能を維持
出典:GitHub公式
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GitHubは2026年10月6日、AIエージェントと開発者が同じリポジトリで並行作業する時代に備え、稼働中のサービスを止めずにGit基盤を刷新していると明らかにしました。耐久性を担うストレージと読み書き処理を分離し、プッシュ時に合意が必要な参照更新だけを調整する設計により、増え続けるコミットやCIの負荷を吸収しながら、信頼性と既存の統制機能を維持します。
背景には開発活動の急増があります。Git関連イベントは2025年9月の月間2182億件から2026年8月には4733億件超へ倍増し、同年9月のコミット数は73.8億件と前年の5倍超、月間プッシュ数も前年比4.9倍の33.5億件に達しました。
現行基盤では、各リポジトリを標準で5台のファイルサーバーに複製し、3段階のコミット手順と定足数で一貫性を保っています。しかし、読み取り能力を増やすための複製追加が全プッシュの負担となり、最も遅い複製が処理速度を決めるため、高負荷リポジトリでは書き込み拡張の壁になっていました。
新基盤はAzure Blob Storageに正本を置き、軽量な計算ワーカーがデータをキャッシュして読み取り要求に応えます。オブジェクト保存や接続性検証、秘密情報の検査を並列化し、圧縮と不要データの削除も専用ワーカーへ移すことで、プッシュの主要経路を短縮します。
社内ベンチマークでは、新設計の書き込み処理能力は最大35倍に達し、読み取り能力も需要に応じて独立して拡張できました。GitHubはブランチ保護、必須レビュー、監査ログなどを保ちながら基盤を移行する方針で、AIエージェント活用を広げる企業にとって、速度だけでなく統制と障害回復を含めた基盤設計が重要になります。